メディアでも度々取り上げられているセクシャルマイノリティ。一見日本でもオープンになってきたように見えますが、実際に一般の生活レベルでも同性愛やセクシャルマイノリティの人たちがオープンに生活できているかというと、決してそうではないようです。
世の中には様々な性自認や恋愛の形がありますが、どんな形でも当たり前のこととして受け入れられている場所があったら、それはどんなに自由なことでしょう。だれもが自分自身を隠すことなく仕事をすることができ、同性カップルも違和感がない場所があったら、どれほど素晴らしいことだと思いませんか?
カナダでは、そんな生活が普通にあります。セクシャルマイノリティや同性カップルは身近にあるもので、特別なことではありません。
日本では、セクシャルマイノリティの人たちは、その指向を特色とした仕事に就くことや、本来の自分を隠し一般職に就いているケースがまだまだ多いようです。一方カナダでは、一つの職場に母国語や人種、宗教が異なる人がいるのと同じように、セクシャルマイノリティの人たちがいます。カナダの就職事情では、その人の出身国や年齢、宗教や性的指向に関わらず、個々のスキルが重視されています。マルチカルチャル文化が根付いているカナダでは、様々な文化、宗教、性的指向、肌の色などに関わらずお互いを尊重し合い、調和された社会である事に、住民自身が誇りを持っています。
1997年にカナダのケベック州で、世界で初めて性的指向による差別が禁止され、雇用、住居、社会サービスなど、公私に関わらず誰もに同じ人権、権利が認められるようになりました。そして、2003年にはBC州とオンタリオ州で同性同士の結婚が認められ、2005年にはカナダ全土で同性同士の結婚が合法となりました。
カナダでも同性愛やセクシャルマイノリティが法的に社会的平等権利を得るまでには長い道のりがありましたが、こういった大きな法改正が行われる背景には、市民の声が大きく反映されていることは言うまでもありません。カナダでは法改正が行われる前からずっと、一般的な市民の社会生活、日常生活の中で、セクシャリティに関わらず、だれもが一個人としての人格を尊重されるべきだという風潮があり、それが時を経て法律という形で社会的な位置を得るに至りました。
もしもあなたが日本で窮屈な思いをしているとしたら、生活の場をカナダに移すことで、自分らしい人生を、だれに気兼ねすることなく自由に生きることができるかもしれません。
中には個人的な考え方として、人種やセクシャリティに対する差別的な考えを持つ人がいることも確かです。ですが、カナダは法の下、だれもが人種や性別、性的指向で差別を受けないことになっており、その考えは一般市民の日常生活の中でも全国的に広がっていると言えます。歌手やスポーツ選手、政治家など、才能、人柄、スキル、政治方針などで支持を得て成功しているカナダ人の中にも、セクシャルマイノリティであることをオープンにしている人がたくさんいます。
お問合せの際にお伝えいただく必要はありません。カナダの移民申請は、学歴、職歴、言語力などから条件を満たせるカテゴリーへ申請するため、セクシャルマイノリティであっても、同性カップルであっても、移民申請においては全く関係がありません。
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