マニトバ州について

マニトバは、カナダ中部の広大な草原地帯に位置するカナダの州のひとつで、東はトロントのあるオンタリオ州、南はアメリカの国境と接しています。人口は約120万人、そのうちの半分以上が州都であるウィニペグに集中しています。ウィニペグはカナダで6番目に大きな都市です。

気候は場所により異なりますが、ウィニペグ周辺は湿潤大陸性で、夏と冬の気温の差が激しいことが特徴です。夏は30度以上、冬はマイナス40度以下になることもあります。晴れる日が多い州で、年間の晴天時間はカナダ全土の中で一番です。州の大きな産業は農業で、カナダ全農地の約12%を占めています。

エンターテイメントでは、カナダで一番古い美術館や、西カナダ最大のウィンター・フェスティバル、毎年夏に行われる世界最大、さらに世界で一番長く続いている文化フェスティバルなどがあります。北部のハドソン湾に面するチャーチルでは、世界最大のシロクマであるホッキョクグマやベルーガを見ることができます。

カナダの国民的英雄であるテリー・フォックスの出身地であることや、ウィニペグにちなんで名づけられたくまのプーさん(英語名:Winnie-the-Pooh)でも有名です。

マニトバ州の大きな魅力 ~安定した雇用~

マニトバは、安定した雇用の機会と失業率の低さで、ここ数年カナダ新移民の人気を集めている州です。カナダ統計局の発表によると、2011年の毎月の失業率の低さがカナダ全州で一番、または2番となっています。マニトバでは製造業を中心とする民間企業の経済状況がよく、州全体の経済活動が健全で安定した状態に保たれています。

2009年春には「The Worker Recruitment and Protection Act」という雇用に関する不当な契約を規制する法律を発足するなど、外国人労働者がマニトバ州内で安心して就労できる環境作りにも努めています。フィリピン、ドイツ、中国、インド、イスラエルなどを中心に、マニトバ州への移民の数は増えており、ここ2年あまりでカナダ新移民にとってもっとも人気のある州のひとつとなりました。

マニトバに在住する89%のカナダ移民がフルタイムの仕事に従事し、そのうち95%が現在の職場に満足で退職の意思はないと答えており、マニトバは移民の雇用率が一番高く、同時に移民の失業率が一番低い州となっています。

州都ウィニペグについて

マニトバ州の州都ウィニペグは、レッド川とアシニボイン川が交わるところに位置する街で、カナダで6番目に大きな都市です。マニトバ州の人口の50%以上が州都ウィニペグに集中し、先住民やフレンチ系カナディアンも多く暮らしています。ウィニペグの街を各エリア別にご紹介します。

 

Downtown Winnipeg-ダウンタウン

歴史ある町並みとモダンな文化が混ざり合い、ショッピングやエンターテイメント、カジュアルな食事にぴったりのエリアです。

ウィニペグダウンタウンの観光で必ず誰もが立ち寄るマニトバ州議事堂(Manitoba Legislative Building)があるのもダウンタウンです。内部は自由に見学することができますが、夏には無料のツアーも催行されており、普段は入れない部屋の見学ができます。州議事堂のてっぺんのドームに立っているトーチを掲げた金の像、『ゴールデンボーイ』が有名です。
1896年に建設されたSt. Mary's大聖堂も見所のひとつで、ネオロマネスク様式の歴史観漂うたたずまいを見ることができます。

そほのか、AHL(アメリカンホッケーリーグ)のウィニペグ地元チームManitoba MooseのホームスタジアムであるMTSセンターや、コメディ、音楽、ドラマなどさまざまなパフォーマンスが上演され、同時に演劇の学校でもあるPrairieシアターエクスチェンジ、3D映画のImaxシアターなどが見所です。


The Forks-フォークス

6,000年以上も前から毛皮交易などで「meeting place-人が行きかい集まる場所」として利用されてきたエリアで、今ではマニトバの文化や歴史を学ぶことができる博物館やショッピングセンターが集まり、ウィニペグ一の観光スポットとなっています。中心にあるフォークスマーケットには、6階建ての高さのガラス張り展望台があり、レッド川とアシニボイン川が交差する地点やウィニペグの街を眺めることができます。

 


Exchange District-エクスチェンジ・ディストリクト

ダウンタウン北部のエリアで、20世紀初頭に北米でもっとも急速に発展している都市のひとつとして、『北のシカゴ』と呼ばれた当時のウィニペグの中心地です。旧市街として、今でも当時の面影を残す古く趣のある街並みを見ることができます。
オールドマーケットスクエアから出発する約一時間半のツアーに参加すると、このエリアの歴史や建物について学ぶことができます。かつて20もの銀行ビルが立ち並び、Bankers's Rowと呼ばれた通りには、今も9つの建物が当時のまま残されています。

 


Osborne Village-オズボーンビレッジ

ウィニペグ一のショッピングエリアで、1900年代の建物とモダンなビルが混ざり合うにぎやかでキッシュな町並みです。さまざまなショップやレストランがあり、おしゃれな小物やアクセサリー、マニトバの地元デザイナーの洋服などユニークなものが見つかる人気のエリアです。

 

 


St. Boniface-サンボニファス

五大湖以西でもっとも大きなフレンチ系コミュニティで、多くのフレンチカナディアンが暮らすエリアです。
サンボニファス博物館では、フレンチカナディアンの歴史や生活について知ることができます。1908年に建設されたサンボニファス大聖堂は1968年に火事にあうという悲しい歴史を持った建物ですが、北アメリカ最古のオーク材建築物として今でも外観の一部が残されています。

 


West End-ウエストエンド

ダウンタウンと隣接する場所で、主に住宅地のウィニペグを代表するエスニックタウンです。ポルトガル、ギリシャ、ベトナム、タイ、インド、中国のレストランや、世界各国の食料品を扱うお店があります。
CFL(カナディアンフットボールリーグ)のウィニペグ地元チームBlue BombersのホームスタジアムであるCanad Innsスタジアムと、ウィニペグ最大のショッピングモールであるPolo Parkショッピングセンターを中心に、ウィニペグの主要商業地区となっています。

 


Chinatown-チャイナタウン

ウィニペグの中華街には100年以上の歴史がありますが、規模が小さく静かなエリアです。
チャイナタウンと隣接した場所にマニトバ博物館があり、毛皮交易時代を中心にマニトバの歴史を学ぶことができます。科学館とプラネタリウムも併設され、見ごたえのある博物館として人気の観光スポットです。

 

 


Corydon Avenue-コリドンアベニュー

かつてリトルイタリーとして知られたエリアで、今でもクラシックなイタリアンレストランやエスプレッソカフェ、フレッシュなフルーツで作られたジェラート屋などが当時の面影を残しています。最近は日本食やインド料理など、多国籍なレストランが集まる場所となっています。
CFLのチャンピオントロフィーのグレイカップの生みの親であるEarl Greyにちなんで名付けられた学校があり、西カナダ最初の中学校として知られています。

 

 

マニトバの気候

マニトバの気候は地域により異なります。州都ウィニペグがある南部は湿潤大陸性気候で、温暖な夏と低温で厳しい冬となり、年間の気温差が大きいことが特徴です。その他の地域を大きく分けると、短い夏と長く厳しい冬の北部、降水量が少なく夏と冬、昼と夜の気温差が大きい中部、降水量が少なく短い丈の草原が広がる南西部と分類されています。

 

ウィニペグの年間平気気温

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
平均最高気温
-11
-2.8
5.8
10.9
18.3
20.2
26.1
25.5
18.2
12.7
2.9
-9.1
平均最低気温
-19.6
-11.6
-4.3
-0.6
7.2
11.1
15.9
15.2
8
2.9
-4.5
-17.8

 

マニトバのマイナス面

どんな都市にもよい面とそうで内面があるように、マニトバ州にもマイナス面として事前に知っておきたい事項があります。

マニトバの厳しい冬

マニトバ州に暮らすにあたり、まずは心の準備をしておきたいのが冬の厳しさです。カナダはBC州のほんの一部を除き、ほとんどの地域でマイナス何十度という厳しい冬を迎えます。マニトバ州も冬は厳しく、マイナス40度に届くこともあります。

春の洪水

春先に雪解け水でレッド川流域の土壌の水分が飽和状態となり、そこに例年よりも多い量の雨が降ると、ウィニペグに流れ込むレッド川とアシンニボイン川が氾濫し、洪水となる恐れがあります。フラッドウェイと呼ばれる洪水時の排水路が設置されていますが、大きな洪水では間に合わずに、浸水、避難などの被害が出る可能性もあります。

 

 

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